つくしだより8月号

おいしいオリンピック

おいしいオリンピック
おいしいオリンピック

<今月の聖句> 憐れみ深い人々は幸いである。その人たちは憐れみを受ける。

(マタイによる福音書57節)

 

 

神さま、きょうも、おいしいお昼ごはんをありがとうございます。

お祈りして、目をあけると

器のなかから真っ赤なミニトマトがこちらを見ています。

ついさっき、お庭の畑で採れたばかり

今、つめたいサラダのクッションに包まれて、心地よさそう。

あざやかな青じその千切りと絡み合うと

どことなく、イタリア国旗に見えてきました。

教会裏の畑で年長さんが収穫してくれた

とうもろこしも食卓に登場しました。

この上品な黄色はブラジル? それとも、ジャマイカ?

もうすでに3回もスイカがならんだのも、この夏の思い出。

たねのつぶつぶが、あれっ? なんだか星々に見えてきたぞ

これはやっぱり、アメリカの星条旗でしょう

いえいえ、赤といえば中国? トルコ? もしかしてスイス?

 

今回の五輪は徹夜で応援しなくていいから

身体は疲れず、よかったけれど

あまりの金メダルラッシュに興奮しすぎて

やっぱりくたくた

ご飯のときも、名場面が忘れられない

 

ちょうど大野選手の2連覇を思い出していたときだった

パンフルートの白い食パンにはさまれた

赤いストロベリージャムをほおばろうとすると

あれ? これは日の丸? それともカナダ?

おやおや、なんとも、おいしいオリンピック、だこと。

(つくし保育園園長 つだかずお)